医療関係の仕事というと、医師や薬剤師を始め理系の職業というふうに考えられがちです。確かに医学部や薬学部を受験するには理系の教科が必要になってくることが多くなりますし、その他の検査技師や看護師も専門の大学や学校を卒業する必要があるため、どちらかと言うと理系の勉強が必要とされることが多いでしょう。
しかし、文系だから医療職に付けないというわけではありません。職種の中には文系の勉強が必要となる職種も幾つかあります。人数が多いところでは病院や診療所で働く事務員もそのうちの一つです。多くの人は専門学校で勉強されますが、文系の方も多く働いています。
診療報酬や薬剤報酬が適切に請求されるようにするためには、必ず必要となる職種です。少し、マイナーなところでは臨床心理士も文系出身の職種です。臨床心理士の場合、教育学部などで心理学を学ばれ、大学院に進み試験を経て資格を取得するような流れになっています。
教育学部と言うと文系の学部の代表格ともいえます。臨床心理士として、精神科医の診療の手助けをされている方も病院やメンタルクリニックには大勢おられます。このように文系でも医療の現場に携わっておられる方は、たくさんおられます。